前段
変わらない顔ぶれもあれば、新しい顔ぶれもある。
スポーツの世界を見ていて、そして業界を眺めていて、そんなことを考えた。
東京マラソンと息子の大会
先日、東京マラソンがあった。
大迫選手が日本人として一位になった。
日本人・海外人含めて、常連と呼ばれる顔ぶれもいれば、新しい顔ぶれもいる。
ちょうど同じ頃、息子の体操クラブの大会があった。
優秀な選手には優秀賞が贈られる。
各クラブの上位、および全体の上位から得点別に選出される仕組みで、選ばれた選手は決勝大会に出場できる。
息子が今回、ついに優秀賞に選ばれた。
念願の決勝大会への切符を手にした。(親バカ)
ふと気になって、二年前の大会結果を引っ張り出してみた。
上位の名前を見比べると、今回と一致する選手も結構いた。
一方で、前回にはいなかった名前もたくさんあった。
変わらない顔ぶれもいれば、新しい顔ぶれもいる。
スポーツは身体が資本。
年を重ねることは結果に大きく影響する。
身体の変化は大きな変数であるということ。
激しく過酷な競技だからこそ、顔ぶれが自然と入れ替わる。
知的労働の世界では
一方、知的労働の世界はどうか。
何年も顔ぶれが変わらないということが起こりやすい。
私が働いているウェブ業界も、知識や経験豊富な人たちが、さらに、新しいものも取り入れていく。
結果、トップランカーは長年同じ顔ぶれになりがち。
それはそれで一つの良い側面でもある。
年を重ねても活躍でき、また、後に続く人間にとって大いに励みになる。
ただ、新しい顔ぶれがなかなか出てこない点については正直心配している。
組織レベルでは取り組んでいる。
最近サイバーエージェント藤田さんの新刊を読んでいるが、若手が活躍できる仕組みを会社として意図的に作っている。
優秀な若手を抜擢するための会議を定期的に開催し、新しい事業や既存事業の重要ポジションを任せる。
採用から抜擢、活躍まで、若手にフォーカスした仕組みがある。
藤田さんの本はだいたい読んでいるのでこれらの取り組みは以前から知っていたが、改め、良い仕組み。
業界全体の話になると
組織と業界ではまた少し話は変わってくる。
自社の利益を追求するのは当然。
一方で、業界全体を活性化させるような動きは、誰がやる?状態だし、思っていても後回しになる。
結果、事業会社・組織主体のイベントがメインになるのは自然で、業界全体を盛り上げる動きはどうしても少なくなる。
企業主催のイベントで分かりやすい例を挙げると、「U30飲み」のような交流会。(30歳以下限定の飲み会)
目的は採用。
優秀な若手と出会い、自社に引き込む。
目的が明確なので、実行されやすい。
業界全体として考えると、採用目的ではない場が必要になってくる。
若手がベテランと話せる場。
プレゼンする場でもいいし、飲み食いしながら互いの趣味について話し親睦を深める場でもいい。
先輩のこれまでの仕事の仕方が参考になることもあれば、逆にベテランが若手の働き方から学ぶこともある。
世代が違えば環境や価値観も違う。
それぞれのいいところを持ち寄って、共存共栄していく。
そういった趣旨の場。
まとめ
業界は老化している。
変わらない顔ぶれだけでは活性化しない。
若手から見れば、入りづらい業界、つまらない業界に映るかもしれない。
人材は枯渇し、少ない優秀な人材を業界で有名な企業が取り合う構図がますます激化する。
まぁ、そういうものだと思いつつ、もう少しバランスをなんとかできたほうがよいのかななどと思いつつ。(個人の感想)
理想は、若い人に自分たちの業界を「魅力的な業界」だと感じてもらうこと。
若い人がどんどん飛び込んでいきたいと思える状態に。
そのために、採用目的ではない、若手が参加したいと思える場を作れないかなと。
変わらない顔ぶれと、新しい顔ぶれ。
両方が共存共栄する業界になるように。

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